ダイヤとブレスレット

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ダイヤの歴史

ダイヤの歴史

ダイヤモンドの起源は未だ正確にはわかっていませんが、人類がダイヤを最初に発見し使い始めたのは、インド人であるとされています。
この事から、インドが唯一の産地であったと推測されるのです。
その昔、真珠が宝石の王様だった時代にダイヤはインドで発見されましたが、ただ単に硬い石として認められていたに過ぎませんでした。
貴重な石ではありましたが、宝石としての価値はほとんどないに等しかったのです。なぜなら、宝石の要件を満たしていなかったから。
宝石についての書物などを開いてみるとわかるのですが、宝石には装飾品としてだけでなく、財産的な価値が備わっていなければなりません。
具体的には、「美しいこと」、「耐久性を持つこと」、「希少価値があること」。
この3条件が揃っていなければならないのです。
どれかひとつが欠けても、宝石としては価値が低くなり値段も安くなってしまいます。
ダイヤはこの内の「耐久性を持つこと」、「希少価値があること」は充足しても、当時はまだ「美しいこと」は充足していなかったからなのです。
ダイヤは結晶で産しますが、硬度が硬くても脆いので完全な結晶のまま見つかることは少ないのです。その上、硬すぎて加工ができませんでした。
しかしローマ時代になると、ダイヤについての知識が豊富になり、自然科学者プリニウスによって、採掘方法や性質について詳しく記録されました。
この記録の中には「地球上すべての良き物の中で、最高の価値を与える事ができる物は、ダイヤモンドである」と記載されています。
この時代はまだ産出量が非常に少なく、ダイヤは高貴な人々だけに知られているだけでした。
そして、ベルギーでダイヤモンド粉末を使ってダイヤを研磨する方法が発明されたのは15世紀になってからのことです。この事により、ダイヤは宝飾品として脚光を浴びるようになります。
ダイヤが名実とともに宝石の王座に君臨したのは、ブリリアント・カットの原型が発明された17世紀末以後のこととなります。

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